ビジネスシーンでの一言~よくある間違いに気を付けよう~

2021/03/23

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仕事中、口頭であれメールであれ、「あれ?この言い方で正しかったっけ?」と疑問に思った経験はありませんか。もしかすると、「そういえば、新人研修で聞いたような」と、正しい言葉遣いが遠い記憶になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、よくある間違いに気を付けたい、ビジネスシーンでの言葉遣いをご説明していきます。

よく耳にする誤用

① 本日はお休みをいただいております

電話口で「○○さん、いらっしゃいますか。」と問われた際、○○が休みの場合に耳にする使用する表現ですが、自社の人間の「休み」に尊敬語である「お」を付けていること、及び、自分が休みをとっていないのにもかかわらず「いただく」という謙譲語を使用していることから、誤用であると指摘されやすい表現です。シンプルに、「○○は、不在にしております。」などと返すのが適切です。

② ~のほう

仕事の割り振り等を話す際、つい「わたしのほうで担当します。」と言ってしまうことはありませんか。「ほう」は、方角を示すほかには、二つの中から一つを選ぶ場合に使用する表現であるため、「あなた」と「わたし」の二者択一で担当者が決まる場合でなければ、「わたしのほうで担当します。」とするのは誤用です。二者択一以外の場合は、シンプルに「わたしが担当いたします。」と返すのが適切です。

③ 資料をご持参ください 

会議等の場に資料を持ってきて欲しい旨を依頼する際、つい「資料をご持参ください。」と言ってしまいそうになりますが、「持参」は謙譲語に当たるため、不適切です。この場合は、「資料をお持ちになってください。」といった丁寧な表現とすることが適切です。

目上の人物に使用するのは避けたい表現

① 大変参考になりました

親切な上司であればあるほど、色々な知識や経験等を教えてくれることも多いですよね。その際の返事として、「大変参考になりました。」と言ってしまうと、やや不適切な表現となってしまいます。これは、「参考」という単語に、「自分の考えを決定するための補足にします」というニュアンスが含まれるためです。目上の人物に対しては、「大変勉強になりました。」等、「参考」よりも「勉強」という単語を使用することが適切です。

② 了解しました

上司から仕事を振られたり、指示を受けたりした場合に、つい「了解しました。」と返事してしまうことはありませんか。一見すると「了解しました。」との表現は丁寧に感じますが、尊敬語・謙譲語ではないため、目上の人物に対する表現としてはやや不適切です。ここでは、「承知しました。」や「かしこまりました。」を使用することが適切です。

③ ご一緒します

上司から食事等に誘われた場合、つい「ご一緒します。」と返事をすることが多いのではないのでしょうか。「ご一緒します」という表現は、対等な関係で用いる表現ぶりであるため、相手への敬意を表す表現としては、「お供させていただきます。」が適切となります。

おわりに

最後の「お供させていただきます。」という表現については、実際には、使われた上司が「鬼退治か!?」とつっこみをいれたくなることもあるかもしれません。必ずしも尊敬語・謙譲語にこだわらずとも、あくまで相手との関係性を踏まえて適切な言葉を選択できればよいとも考えられます。しかしながら、正しい敬語表現を知っていることは、いざという時に差を付ける武器となり得ます。正しい表現による返答は、あなた自身のイメージアップや、会社のイメージアップにも繋がり得るため、この機会に、ご自身が使用している日本語を見直してみてはいかがでしょうか。

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