どっちが正しい?悩む漢字の使い分け~同じ読み方でも意味が異なる言葉~

2021/03/16

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皆さんは、同じ読み方の漢字のうち、どちらの漢字が正しいか悩んだことはありませんか?読み方が同じ言葉は、パソコンで入力する際にも、いずれの漢字も表示されるため、どちらが正しいかを覚えていないと調べ直すのが面倒ですよね。この記事では、ついどちらの漢字を使えばよいのか悩んでしまう表現について、その使い分けをご説明していきます。

同じ読み方で意味が異なる言葉

①「所要」と「所用」

「所要」は、必要であることを指し、「所要時間」といった表現として使用します。他方、「所用」は用事のことを指し、「所用のために欠席します。」といった表現で使用します。「所用のために欠席」はよく使用する表現ですので、間違いのないようにしたいですね。

②「体制」と「態勢」

「体制」は、持続的、恒久的な長期にわたる組織・制度のことを指し、「新体制」や「資本主義体制」といった表現として使用します。他方、「態勢」は、一時的な対応や物事に対する構えのことをいい、「受け入れ態勢」や「着陸態勢」といった表現に使用します。

③「回復」と「快復」

「回復」は、一度悪くなったものが元の状態に戻ることをいい、「快復」は怪我や病気といった体の不調が治ることをいいます。なお、双方ともに、「復」の漢字を「腹」と間違えないようにも注意したいですね。

④「解答」と「回答」

「解答」は問題を解いて答えることをいい、「回答」は質問などに答えることをいいます。アンケートに対する答えは、「回答」を使用します。

⑤「符号」と「符合」

「符号」は、記号のことを指し、正の符号(+)と負の符号(-)といった表現で使用します。他方、「符合」は2つ以上の物事が一致する場合に使用します。例えば、「これらの供述は、客観的証拠と符合する。」といった表現となります。

⑥「復元」と「復原」

「復元」は、他の力を借りて元の状態に戻すことをいい、「復原」は自らの力で元の状態に戻すことをいいます。「復原」はあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、「自然の復原力」といった表現で使用します。

⑦「侵入」と「進入」

「進入」は、進んで入ることを指します。よく見る「進入禁止」という表現は、進んで入ることを禁止するという意味です。他方、「侵入」は、無理に入ることを意味し、「不法侵入」といったように悪い意味で用いられます。

⑧「実態」と「実体」

「実態」は実際の状態やありさまを意味し、「老後生活の実態」といった表現で使用します。他方、「実体」は本当の姿や正体のことを意味し、「実体のない社会」といった表現で使用します。

⑨「容量」と「用量」

「容量」は器の中に入れることができる量をいい、「用量」は使用する量をいいます。後者を用いる「用法用量を守って使用して下さい。」との表現は、医薬品のコマーシャル等でよく耳にするのではないでしょうか。

⑩「好意」と「厚意」

「好意」は、好きな気持ちを表現し、「厚意」は感謝をもって応えるべき思いやりを指します。ビジネスシーンでよく使用する「ご厚意を賜り」との表現を使用する際に、「ご好意賜り」とするのは、間違いですので注意しましょう。

最後に

この記事でみてきた使い分けはマスターできましたか。迷った際には、漢字の意味を考えると思い出す一助になるかもしれません。ぜひマスターして、正しい表現を使用できるようにしましょう。

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