社会人になったらマスターしておきたい敬語の基本

2021/03/02

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敬語の適切な使用は、社会人にとって、習得を避けて通ることができないものです。しかしながら、敬語を実践的に学ぶ機会は意外と少ないのではないでしょうか。この記事では、社会人がマスターしておきたい敬語の基本を説明していきます。

敬語の4つの型をおさえよう

敬語には、4つの型があります。その4つの型とは、①尊敬語、②謙譲語、③丁寧語、及び④美化語です。①尊敬語は、目上の人の動作を高め、相手を敬う気持ちを表します。②謙譲語は、へりくだった言い方で相手への敬意を表します。③丁寧語は、話し手が聞き手に対し丁寧に言うことによって、敬意を表します。④美化語は、丁寧を表す接頭語である「お」又は「ご」を付けることによって、敬意を表します。それでは、それぞれについて詳しくみていきましょう。

①尊敬語

尊敬語は、敬意を表したい相手を高めて表現し、敬う気持ちを表現します。尊敬語を使用する際には、敬う相手である目上の人を主語に置いて、次の3パターンのどれに当たるかを考えるとスムーズです。
パターン1:言葉そのものが変化する 
      例)言う→おっしゃる 見る→ご覧になる
パターン2:言葉の前後に「お~になる」や「ご~になる」を付ける
      例)話す→お話になる 参加する→ご参加になる
パターン3:語尾に「れる」や「られる」を付ける
      例)持つ→持たれる 受け取る→受け取られる

②謙譲語

謙譲語は、自分の行動などをへりくだって表現することによって、相手を高める表現となります。敬う対象によって使い分けるイメージをもつと円滑に使用することができます。
具体的には、敬う対象が相手本人である場合には、自分を主語として言葉そのものを変化させます。例えば、「お客様に会う」は「お客様にお目にかかる」、「ご飯を食べる」は「ご飯をいただく」といった形に動詞を変化させることで表現します。一方、敬う対象が相手本人ではない場合は、「申す」などを使用する場合があります。具体的には、電話のやり取りで伝言を頼まれた際に、「○○に申し伝えます」といった表現で使用します。

③丁寧語

丁寧語は、ですます調の丁寧な言葉遣いにすることで、相手に対して敬意を表す表現となります。基本的には、語尾に「です」、「ます」、「ございます」を付けることになります。
具体的には、「勤務は10時からだ」→「勤務は10時からです」、「駅から少し歩く」→「駅から少し歩きます」、「本日はありがとう」→「本日はありがとうございます」といった形になります。

④美化語

尊敬語や謙譲語、丁寧語と比べると聞きなれない言葉かもしれませんが、言葉の頭に「お」や「ご」を付けることで、丁寧な表現をすることを意味します。例えば、名前→お名前、住所→ご住所といった形で使用します。
もっとも、全ての言葉に、「お」や「ご」をつけることができるわけではありません。「お」や「ご」を付けるとかえって誤用となってしまう言葉もありますので、注意が必要です。「お」や「ご」を付けない言葉としては、外来語(例:テレビ)、公共施設(例:学校)、果物(例:いちご)、役職(例:社長)、自然現象(例:雨)、悪い意味に捉えられる言葉(例:失敗)があります。

最後に

敬語は、日本語でコミュニケーションをとる者にとって、重要なコミュニケーションツールの1つであり、実際の場面で適切な表現として使用するためには、しっかりとした知識に基づいた実践を積むことが必要です。この記事が、敬語に関する知識の習得に役立てば幸いです。

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