一度はきいたことがあることわざ~表現の幅を広げよう~

2021/03/01

article_image

日常生活においてよく耳にすることわざの中にも、正確な意味が分からないものもあるのではないでしょうか。この記事では、よく耳にすることわざについて、その意味をご紹介していきます。

ことわざ一覧

情けは人のためならず

「情けは人のためならず」は、「人に親切にしておけば、巡り巡ってやがて自分にも良い報いとなって返ってくる」という意味です。「人に親切にすると、甘やかすこととなり、かえってその人のためにならない」という意味で用いられることがありますが、そのような意味で用いることは誤用です。

火事場の馬鹿力(かじばのばかぢから)

「火事場の馬鹿力」は、「火事といった非常事態に遭遇した時に普段では考えられないような力を発揮すること」を指します。科学的にも、人は極限状態に置かれた時に、交感神経が興奮して、筋肉の収縮力が高まり、普段よりも大きな力を出すことができることが証明されています。

良薬は口に苦し(りょぅやくはくちににがし)

「良薬は口に苦し」は、「自分のためになる忠告やアドバイスは、素直に受け入れることが難しいこと」を意味します。これは、効果がある薬ほど苦くて飲みづらいことから、このような意味になったとされています。

弘法筆を選ばず(こうぼうふでをえらばず)

「弘法筆を選ばず」は、「あることに習熟している人は、道具や材料の善し悪しは問題とならずに素晴らしい仕事を行うこと」を意味します。書の名人であった弘法大師は、どんな筆であっても上手な文字を書いたことから、このような言葉が生まれたとされています。

二階から目薬(にかいからめぐすり)

「二階から目薬」は、「物事が思い通りいかず、もどかしい様子」を指します。この言葉は、目薬は自分で点眼するのもやりづらいものであるにもかかわらず、2階にいる人にやってもらうことはさらに難しいということになぞらえて、このような意味になったとされています。

元の木阿弥(もとのもくあみ)

「元の木阿弥」は、「いったん良くなったものが元の状態に戻ること」を意味します。この言葉は、戦国時代に、武将である筒井順昭が病死し、後継者である子順慶が幼かったため、順昭の死を隠すために、声が似ている木阿弥という男を影武者としておき、順慶が成人した際に木阿弥は元の身分に戻ったという逸話からこのような意味になったとされています。

漁夫の利(ぎょふのり)

「漁夫の利」は、「双方が争っている隙に、無関係な第三者が利益を持っていってしまうこと」を指します。この言葉は、カワセミがハマグリを食べようとして争っていたところに、漁夫がやってきて双方を取って行ってしまったという逸話からこのような意味になったとされています。

火のないところに煙は立たぬ

「火のないところに煙は立たぬ」は、「人の噂になるということは、それなりの理由がある」という意味です。これは、火の気が全くない所には煙は立たないことから、このような意味になったとされています。

さいごに

一度は耳にしたことがあることわざが多かったのではないでしょうか。ことわざが生まれた背景などもあわせて確認すると、表現の幅が広がります。ぜひチャレンジしてみてください。

>>新着記事一覧へ

同じカテゴリの記事